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戦士の遺書―太平洋戦争に散った勇者たちの叫び (文春文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| セールスランク: | 165923 位
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| 参考価格: | ¥ 500 (税込)
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涙なしには読めない
何度読んでも涙が出てしまう。伊藤、山本、大西、宇垣、阿南、岡田・・・その他有名・無名の戦士達の遺書だ。比較的平易に書かれているので、中学生くらいなら理解出来る内容になっている。ぜひ学生の方々に読んで欲しい。
彼ら皆が、家族そしてその家族の住む祖国に対して、どれ程の思いを持っていたか・・・
特に本間雅晴がマニラで軍事裁判にかけられた際の、弁護に立った夫人の証言「夫は軍事裁判の被告になっていますが、私は本間の妻である事を心から誇りに思っています。私の娘には本間の様な夫を持って貰いたいと思っています。」
泣いてなどいられない、と気丈に振舞う夫人の言葉に、ハンカチで顔を覆ってすすり泣く本間・・・何度読んでも胸が熱くなる。
左翼史観で歪められたつまらない歴史の授業をきく位なら、この本を何度でも繰り返し読んで貰いたい。
リーダーが立場や責任をどうわきまえ行動したか
ビルマの水上少将、沖縄の大田少将、ニューギニアの安達中将の誠実さ、特攻の大西中将(本書では中将が特攻の生みの親でないことが、強く示唆されています。) 、東京裁判での岡田中将、そして阿南大将らの責任の取り方に感動をおぼえます。また、ペリリューの中川大佐や大和の伊藤中将にはぎりぎりの戦いに臨む気迫を感じます。戦争、という生死をかけた極限の状態で、人間が、特にリーダーが立場や責任をどうわきまえ行動したか、そこに人間の本質のようなものが見えるような気がします。
特に水上少将は命に背き、部下を生き延びさせ、その責任をとり自決、その人柄は多くの部下を感銘させたと言われます。最後の突撃の挨拶に来た部下を雨の中、見送った後、「惜しいなあ、死なせたくないなあ」と長大息する姿には涙を禁じえません。
東京裁判で岡田中将は部下の責任を問われ、「わが部下たちは私の統帥下であくまで戦い抜かんと決心したものである。さすれば全責任は司令官たる私にある。部下は命令に従ったまで。」どこかの管理職や役員に聞かせたい言葉です。
死者に対する優しいまなざし
旧日本軍軍人28人の遺書を通して、その人の身の処し方について、著者の感慨を述べるというものである。紹介されている軍人たちの死に方の内訳としては、戦死、自決、戦犯として刑死などが主であるが、隠棲することによって社会的な死を選んだとも言える人物も一人ある。 1冊の本で28人も紹介しているので、一人ひとりの生き様・死に方に多くのページを割いているわけではないが、おそらく司馬遼太郎を敬愛しているであろう著者らしく、人物を非難したり、中傷したり、こき下ろしたりするのではなく、良心的な解釈をしている点に、優しい気遣いや愛情といったものを感じる。 解説で阿川弘之氏が次のように述べている。「自国の軍隊と自軍の戦死者とをこれほど完膚なきまでに忘れ去った国は、史上その例を見ない」。 この本は、今の若い人々にとっても「自国の軍隊と自軍の戦死者」に思いをいたすきっかけになるだろう。
ベスト作品ではなかった
多くの人物について面白い話しが書かれてあるのだが、どうもどの人についても深みに欠ける内容でした。 こんなに大勢の人物をカバーしているから仕方ないのかも知れませんが、それにしても…でした。 それに、山本大将、井上大将、はたまた大西中尉と上原少尉を一緒の感覚で書いてしまうのはいかなるものか。 ちょっと無茶なのでは…。上原少尉は、自分を「自由主義者」と呼んでいた人で、あの戦争や軍への思いは極端に違った。しかし、そういう内容の事は書かれていない。あるのは、好きだったnq(きょうこ)ちゃんという人への思いをお涙頂戴的にその部分だけ取り上げて至極簡単に書いてある。彼の遺書や所感のあの実に聡明な思いや思想についてはどう思われたのだろう。また、彼は学徒出陣から特攻隊員となったが、その出撃日が6月となっていた。彼の出撃日は昭和20年5月11日、春雨降る早朝5時、鹿児島県知覧からだったのだが…。 ということで初歩的な間違いもあり、彼のベスト作品ではありませんでした。
ベスト作品ではなかった…
実に多くの人物について面白い話しが書かれてあるのだが、どうもどの人についても深みに欠ける内容でした。こんなに大勢の人物をカバーしているから仕方ないのかも知れませんが、それにしても…でした。 それに、山本大将、井上大将、はたまた大西中尉と上原少尉を一緒の感覚で書いてしまうのはいかなるものか。ちょっと無茶なのでは…。上原少尉は、自分を「自由主義者」と呼んでいた人で、あの戦争や軍への思いは極端に違った。しかし、そういう内容の事は書かれていない。あるのは、好きだったnq(きょうこ)ちゃんという人への思いをお涙頂戴的にその部分だけ取り上げて至極簡単に書いてある。彼の遺書や所感のあの実に聡明な思いや思想についてはどう思われたのだろう…。また、彼は学徒出陣から特攻隊員となったが、その出撃日が6月となっていた。彼の出撃日は昭和20年5月11日、春雨降る早朝5時、鹿児島県知覧からだったのだが…。 ということで初歩的な間違いもあり、彼のベスト作品とは到底言えない…と思った。
文藝春秋
特攻隊員の命の声が聞こえる―戦争、人生、そしてわが祖国 (PHP文庫) 今日われ生きてあり (新潮文庫) 戦場から届いた遺書 (文春文庫) 昭和の遺書―南の戦場から (文春文庫) 群青―知覧特攻基地より
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